霊的補助の様々な形
今回は、霊的補助の様々な形をまとめていきたい。
霊的同伴を行なっていると、定番な聞かれる質問がいくつかある。それは、
「メンタリングと霊的同伴は同じですか?」
「 牧会的カウンセリングみたいなものですか?」
「霊的同伴も弟子訓練の一部でしょう?」
「霊的同伴ってなんですか?」
この質問は、非常に困る。簡単に答えれば、すべての質問に、こう答えられると思う。
「ええ、そうですね。でも、ちょっと違います。」
なので、うまく答えられるように今回はこれをまとめていこうと思う。
なお、今回のまとめは、ジャネット・ベッキ著の「聖なる招き:霊的同伴への探究(私訳)からの引用がほとんどとなるので、気になる人は、ぜひそちらの著書をお読み頂きたい。
そもそも私たち日本の霊的同伴という言葉は、「Spiritual Direction」という言葉から来ている。これを直接訳すと「霊的指導」という風になる。実際に、そのように訳されている本もあるが、私は、近年中村佐知さんが好む「霊的同伴」という言葉が好きなので、それを用いている。それは、スピリチャル・ディレクションは、非同伴者に何か指導したり、指示したりすることは「まず、ない」からであり、むしろ非同伴者が「神様と出会うことに立ち会う」ことがほぼ全てであることから、「同伴」ということがもっと馴染みがあるからである。なので、英語でいうとSpiritual Companionshipというのが、しっくりくるようにも思える。が、しかし、そう言ってしまうと、他の霊的補助を行っている人たちも含まれてくるので、ここはなかなか難しいと言える。代表的に挙げられる霊的補助者(Spiritual Companion)といえば、牧師、メンター、弟子作りに取り込む人、そして霊的同伴者である。
なので、この記事おいては、Spiritual Companionship(スピリチャル・コンパニオンシップ)を便宜上、「霊的補助」と訳したいと思う。
以下は、霊的補助の様々な様式である。
ジャネット・ベッキ「聖なる招き(Holy Invitation)」参照。私訳。
上の表を見ていただくと、霊的同伴が「カウンセリング」、「弟子づくり」、「メンタリング」とどのように違うかがすこし見えてくるのではないでしょうか。どれも魂に関わる、また魂をとりなす貴重な働きであるので、どれもソウルケアと言ってもいいと思います。行くつか重なる部分も多いと思うし、違うところもあります。私が関わる働きは、霊的同伴であるので、それに特化しているものです。
理想的なのは、個人と関わる時、これら4つの分野すべての専門家とともに一人の魂に関わることができたら本当に素晴らしいなと思います。霊的同伴者として、被同伴者に「牧師先生のカウンセリングが必要だな」と感じることや、「だれかメンタリングしてあげるともっと成長するだろうな」とか、「この人をキリストの弟子として育ててくれる人がいたらどんだけすばらしいのか」とか考えることがよくあります。残念ながら、これらの専門家はできることなら、役割は兼任しないほうがいいことが多いです。なので、日本におけるソウルケアの分野で、これらの専門分野の専門家がもう少しお互いを知り合い、信頼し合い、助け合うことで、クリスチャンの兄弟姉妹の成長に大きな助けになると願っています。